組み立て工程から考える“塗装ムラ”

こんにちは。福山キッチンのリーサルウェポン“D300”d300です。

主に框組み扉の組み立て工程を担当しています。

そんな私が、今日は「組み立て工程から考える“塗装ムラ”」を少し書いてみたいと思います。

本題はずばり「糊の付着」による塗装ムラです。

私の工程では、カットし形状を整えた部材を、糊を使用して組んでいきます。このときに糊が少ないのは勿論ダメですが、糊が多すぎるのも、後工程に思わぬ迷惑を欠けることになります。

●どういう意味か図で説明します。

まず、正常な状態はこちらです。薄い緑の部分が木材、真ん中の大きく窪んでいるところが、その「導管」と考えてください。導管とは水などの通り道のことです。

 

これに塗装したものが次の図で、この青い部分が顔料・染料などの着色部分です。

しっかりと表面全体に着色できています。(実際には殆ど含浸するのですが、あくまでイメージとして)

しかしこの際、次の図のように糊(=赤い部分)があると、均一に着色できませんよね?こうなってしまうと色むらで汚らしい扉の一丁上がりです。

 

当たり前の事ですが、いかに「糊のはみ出し」を最小限に抑えるかも大事なことなのです。

あと、見落としがちですが、手や作業台・プレス機などに糊がついたまま組んでいると、糊は適正量なのにこういった不具合に繋がることもあります。普段からの整理整頓も品質が左右されますよね。

ただ、先程も書きましたが、糊が少ないと枠が外れるリスクがあるので、「ギリギリ少し多く」して、後工程の素地研磨と連携して、「安全に美しく」作っていくところがポイントです。

それから、今回のような木材の素地に直接着色する方法ではなく、中塗り・上塗りなどの塗料に顔料・染料を加えて着色する「カラーイング」であれば、この様な原因の色むらは比較的発生しにくいです。

以上、D300でした!

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