こんにちは「井ノ介」です
先月、2歳と4歳の娘の保育所の運動会に行って「かけっこ」や「ダンス」が出来るようになった自分の子供の成長した姿に感動しました。
家にいる時は「あれは嫌だ。これも嫌だ。パパも嫌だ」とワガママばかり言う娘達ですが、運動会では色々と頑張っている姿を見られて本当に良かったです。これからも様々な事にチャレンジして更に成長した姿を見せてほしいです。
ハイ!!
今回は僕の使っている「色」についてです。
福山キッチンでは、製品の仕様に合わせて予め調合した色をストックしていますが、天然木は同じ色を同じ量かけても同じ色にはなりません。
なぜかって・・・?天然木だからです。
人間の顔が全て違うように、天然木は木によって、またはロットによって、さらに言うと部位によっても柄や色が異なってきます。
しかもこれらは機械的にスキャニングして色管理することは、超高性能なカメラをもってしても現実問題不可能なのです。
なぜかって・・・・?人間の目は「全体をファジーに捉える」のに対して、「機械にはそのファジーさがないから」らしいですヨ!難しい話はよくわかりませんがネ!
とにかく、天然木の色合わせにおいて最後に大切なのは「職人の目」です。
ある部分が見本と比較して赤すぎるから、そこだけを狙って青緑系の色で赤みを消す、という具合に補色の関係にある色を使って全体的に違和感がない様に調整していきます。
但し、あれやこれやと色を沢山かければかけるほど黒色に近づいていき、“濃度超え”に陥ってしまうので注意が必要です。木目も隠蔽してしまい、最終的にはエナメル=塗りつぶし塗装をしてしまうのとなんら変わりません。
このあたりが木工特有の言葉である「透明着色」の難しいところです!
人生“色々”ありますが、微妙な感性を大切に磨きながら、これからもがんばって行こうと思います。