キッチンキャビネットに取り付けられた際に、隣り合う面材(扉)の木目位置が繋がるように加工する手法を「木目合わせ」と言います。
木目合わせのキッチン面材を製造する為には
・他の仕事と資材を共有するのではなく、その案件の為に特別に資材を準備する。
・歩留まり優先の木取りでは無く、キッチン図面を基にチリ寸法や鋸の刃厚、縁材の厚みも計算しながら木取りを行う必要ある。
・万が一加工ミスをすると、対象の部位だけでなく全ての資材準備からやり直すことになる。
という状況が発生するため、緊張感を保って加工を進める必要に迫られます。
しかしながら、綺麗に木目が繋がったキッチンは、まるで特別に仕立てられたオートクチュールの様で見るものを魅了し、まさにオーダーキッチンならではの贅沢と言えます。
※写真の突板はアマーラエボニー。
イタリアAlpi社の製造するサステイナブルな人工突板です。